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「メディアスタジオ実習Ⅰ」が開講されました

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日笠昭彦講師によって開講される「メディアスタジオ実習Ⅰ」は、3~5 人でチームを編成してリサーチ~撮影~編集を繰り返しながら20 分程度のドキュメンタリー作品を制作し、映像ジャーナリズムを体感する授業です。当メディアスタジオの機材を利用しての実習でもあり、スタジオスタッフとしては、出来上がる作品に興味深々です。受講生から製作一例の報告、そして講師の先生からのコメントを紹介します。

「ぬいぐるみと生きる」というドキュメンタリーを制作しました。ぬいぐるみは従来「子どものおもちゃ」と思われてきたかもしれませんが、近年、ぬいぐるみと関係を築く大人が増えています。本作ではぬいぐるみを持ち続ける大人たちを取材し、人が築く多様な関係のあり方の一つとして、ぬいぐるみとの関わりを提示しようと思いました。取材を通し、多くのぬいぐるみの持ち主の魅力的な語りに出会うことができました。一方、苦労したのはぬいぐるみがしゃべらないという点です。課題になったのは愛されたぬいぐるみたちならではのたたずまいや、持ち主がぬいぐるみを扱う所作をいかにうまくカメラで捉えるかというところでした。今回の製作は映像表現の面白さを実感する経験ともなりました。(情報学環教育部 森萌乃香)

私としては、新たに購入していただいた機材(小型ワイヤレスマイク)のおかげで、これまでにくらべて録音状態が安定し、作品の質の向上につながったことに感謝しています。(日笠昭彦)

とても有意義な経験をされ、スタジオスタッフとしても嬉しい限りです。

(山内隆治)