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地方の時代映像祭 奨励賞受賞!

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「メディアスタジオ実習Ⅰ/メディア・ジャーナリズム論実験実習Ⅹ」(学府・教育部授業、日笠昭彦先生)において制作された作品「ぬいぐるみと生きる」が、「地方の時代」映像祭の市民・学生・自治体部門で奨励賞を受賞しました。受賞したのは、情報学環教育部の森萌乃香さん、葉いずみさん、鈴木茉衣さん、中島悠夏さんです。「地方の時代」映像祭は、1980年から今年で43回を数える歴史ある映像祭です。同授業において制作された作品が受賞をするのは、これが初めてではありません。ドキュメンタリー作品の制作に興味のある方は、是非、受講をお薦めします。

受賞作はこちらからご覧いただけます。

森萌乃香さんコメント
「ぬいぐるみのドキュメンタリー」と聞くと、ポップでほんわかとした作品をイメージされるかもしれません。しかし、この作品では、持ち主の世界との触れ合い方を表す存在としてぬいぐるみを描いてきました。持ち主にぬいぐるみの話を聞いていると、自然とその人の過去や人間関係の築き方に触れることになります。「ぬいぐるみと大人」という切り口で、老若男女さまざま持ち主の人生観や原点を聞かせていただく時間は私にとって特別な体験となりましたし、今回の授賞は「ぬいぐるみ」という柔らかいテーマのその先を見ていただけたような気がして大変嬉しく思います。これからも、想像通りになるはずもない人間の一面に出会えるような映像が作れるよう、精進します。

日笠先生コメント
「ぬいぐるみと生きる」は、昨年度の授業のスタート時に学生全員から募集した企画の一つです。誰もが一度は手にする身近な存在でありながら、私自身「ぬいぐるみと人との関係性」にまで考えを巡らしたことはありませんでした。真っ先に制作にGOサインを出した記憶があります。構成要素を組む際に私がオーダーしたのは、子どもや女性だけの話にしないということです。森さんたちがその要望に応え、広い視野での取材と粘り強い編集で見事にまとめあげてくれました。沢山のインタビューを整理するのは大変だったと思いますがこのような評価を得て報われましたね。皆さん、本当にお疲れ様でした。

(山内隆治)